記事一覧

起動しなくなったXP復旧顛末記

というわけで、予想より早く復旧できました。
以下その経緯。いつか何かの役に立つかも。

長すぎたので折りたたみ
続き

症状 XPの起動ロゴのあと、画面が暗転したままになってしまう。
まずは基本の「前回正常起動時の構成」を選択するがダメ。
セーフモードにも入れない。
OS起動画面までいくからには深刻なハード故障は無いと判断。
念のためブロアーでCPUやグラボ周辺のホコリなども掃除してみるが変化なし。

この辺でサブPCを立ち上げてネットの情報を調べ始める。
XPが立ち上がらない原因の中に「Win32/Daonol」というウィルスもありえると知る。
セキュリティは硬めのつもりだが万一ということはある。
この辺で作業の長期化を考えてブログにお知らせを書く。

インストールCDから起動して回復コンソールを試そうとするも
CDブートにBIOSを変更してもなぜかドライバの組み込みのあとで止まる。
この時点では謎の症状。

OSの再インストールを検討する。
以前ミスで違うドライブをフォーマットしたりしたことがあるので
とりあえずOS用HD以外の接続を切る。
しかしCドライブ初期化で10日分くらいの整理してないデータと
ここ2か月分くらいでCドライブにインストールしたプログラムが失われる。
何とかできないかなーと思案。

サブPCにOSのドライブを接続してのバックアップを思いつく。
外すのは難儀だったので長めのケーブルで接続、
電源は元のPCのを利用するためBIOS画面に入っておく。

まずはウィルスのチェック。
インストールされてたものに加えて、
@niftyウイルスチェックサービスというのも使用。
二つの異なるアンチウィルスで感染無し。これはウィルスのせいではないと判断。
ならば、と再インストール前に色々試してみる気になる。

まずはサブPCにデータを全て保存。
続いてchkdskを/fオプションで実施。
「このボリュームを強制的にマウントを解除しますか? (Y/N)」とか出るので、
yにして実施。問題なく終了。
ここでメインPCに接続して再起動してみるも起動せず。

続いて起動ディスクの作成。
SP2用の実行ファイルを落としてきて6枚のHDに書き込む。
さてこれをメインPCに使おうとして落とし穴を発見。
「今使ってる電源、フロッピードライブ用の端子付いてないじゃん…」
なんと差込が無かった。
緊急起動ディスクの作成方法なんていうCD-Rでの起動ディスク作成法もあったけど、
なんかそれように色々インストールする必要があるらしい。うーん。


ではやはり再インストールしかないか…というところで
再度落とし穴発見。
「フロッピー使えないとRAIDをセットできない」
SCSIカード扱いになるRAIDカードは、セットアップ中にF6押して
フロッピーから読み込ませる必要があるのです。

どうしよう、といったん止まったところで
OSが起動しなくなった原因を再度考えてみる。たぶんMBRの損傷。
ならサブPCでいったん起動ドライブ部分をフォーマットしちゃえば直らないだろうか?
結論を先に書くとこれで上手く直りました。

フォーマットしたドライブに先ほどバックアップしてあったデータを書き込み。
メインPCに接続すると無事いつもの画面が!
しかしまだ落とし穴があって、
他のHD全部外したせいか「ハード構成が変わったので再アクティベーションよろ」のメッセージ。
さらに本来KドライブになるべきパーティションがDドライブに。

これはめんどくさい、ということで再度フォーマット→データ書き込みし直して、
全部のHD接続してから起動させたところ完全に元の環境に戻りました。

経緯を全部書いてるので長いけど、落とし穴は「CDブート時にSCSIドライバ不足でOSが立ち上がらない」
役に立ったのは「サブPCでフォーマットしてデータ書き込み直しで修復可能」というところでしょうか。

実際には書いた以外にも様々な試行錯誤をやってるのですが流石にそれは割愛。
夜の20時ころから始めて終わって寝たのが朝の6時でした。
まあウィルスでなくて良かったですよー。

タグ:PCトラブル